写真

同じ1枚の写真でも

撮った人や観る人でそれまで生きてきた人生や見てきたものが違うから、感じ方も変わってきます。

 

僕は、よく風景の写真を見ることが多いです。

いつも見ている当たり前の何気ない日常が美しく生まれ変わって切り取られている姿は、今まで見てきたものとは、似ても似つかないような感じがして好きです。

 

ですから、SNSで投稿されている写真を沢山拝見するのですが、写真に一言題名のような言葉がつけられていることが多いです。

なので、写真をみて自分なりの題名を考えて、撮影者の方の言葉と、比べてみたり、その方がどんな風に感じてその写真を撮ったのか考えたりして、その写真を楽しみます。

 

ある作曲家の方のスピーチで、

曲は作った人の経験や思いをまとめたものですが、聴いている人はまとめたものを聴いているので、その過程に何があったのか、どういう思いだったのか、なにを伝えたかったのか、聴く人によって受け取り方は変わります。家を外見だけで判断するのではなく、扉を開いて中を覗いてから見ると印象が変わるように、その作り手が何をもって作られたのかを知るのは、曲においても会話においても同じであると、話されていました。

 

僕は写真においても同じだと思いました。

その人が何を思って誰に何を伝えたくてその写真を撮ったのか、知りたいなと思いました。

また自分が写真や音楽、会話をしていくにあたってそういう部分に目を向けて、人間関係や作品を生み出していけたらいいなと思います。